DAISHIZENは大阪万博『日本館』とシグネチャーパビリオン、河瀨直美プロデューサー手掛ける『いのちのあかし』でLANDSCAPEデザイン・グリーンデザインを担当しています。
開幕まで残り5日、是非現地でDAISHIZENの自然を体験ください。
<河瀬直美館「いのちのあかし」@シグネチャーパビリオン>
京都府福知山市の旧細見小学校中出分校の校庭で、子供たちを見守るかのように校舎に寄り添い育ってきたイチョウは伐採の危機にありました。推定樹齢100年。
【記憶の庭】のマザーツリーとなるこのイチョウの移植の難易度はかなり高いものの、全国から専門の職人を集め、事前に丁寧に根回しを行い、掘り取りまで長い準備期間を設けました。輸送方法についても、多くの方々より協力を得て特殊な機材やトレーラーを使用し真夜中に夢洲の地に運びました。また夢洲の地でも樹木への負担を減らすために出来る限り育ってきた環境を再現しています。元の場所と同じ方角で木の向きを決め、客土には現地の土を使用しました。万博閉幕後に再移植を可能にするために設置方法も工夫しています。マザーツリーとなって全ての命を見守るイチョウの大木の足元には種子が落ち、新しい小さな命が芽吹き始めています。まさに今この場所で、命が次世代へと繋がっています。
<日本館>
日本館では、鉢植えの植物で空間のグリーンデザインをさせて頂きました。植物は在来の植物を使用し、1坪(壺)で自然・生態系を感じてもらえるよう数種類の植物を寄せ植えした生態系グリーンを設置しています。